【コロナうつ急増】原因と対策は?鬱にはリズム運動が効果的だった!
緊急事態宣言のあった春先から、「コロナうつ」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。外出自粛や慣れないリモートワークによるストレスの蓄積、先行の見えない不安などから、うつ状態になる人が急増してしまったんです。
リモートワークが開始された当初は、「朝の通勤も不要になり、好きな時間にご飯やおやつを食べ、自分のペースで仕事が出来る。」と、一見ストレスを感じる事のない労働環境に思われたにも関わらず、なぜこの数ヶ月でコロナうつは急増したのでしょうか。
今回は、「コロナうつはなぜ起こったのか?」「ならないための対策は?」など、コロナうつについての疑問を解消していきたいと思います。
コロナうつはなぜ起きる?
「コロナうつ」とは、新型コロナウイルス流行による行動制限、心理的負担にある生活環境のストレスから引き起こされる「うつ病」ですが、その原因は脳内の神経伝達物質である、「セロトニン」の分泌量が減少することで症状があらわれると言われています。
セロトニンとは、「幸せホルモン」とも呼ばれる、感情や気分のコントロール、精神の安定、やる気や幸福感につながる脳内の神経伝達物質です。
このセロトニンが上手く分泌されなくなると、気分が落ち込んでしまったり、ちょっとしたことでも悲観的に感じるようになってしまいます。
このセロトニンはセロトニン神経から分泌されますが、実は「日光を浴びること」と「適度な運動をすること」で活性化されます。
現代人である私たちは屋内で過ごすことが多く、スポーツなど身体を動かす機会も昔に比べ少なくなりました。
さらにコロナ自粛中には、通勤や外出の機会も減り、日常で日光を浴びる時間がまた一段と減ってしまったことで、セロトニンが不足した状態である「コロナうつ」になってしまったと考えられます。
現代病ともいわれるうつ病は、日光を多く浴びる環境である発展途上国ではほとんど見られない病気なんです。
コロナうつを改善する方法は?
朝散歩
セロトニンは寝ている間はほとんど作られないため、セロトニンを増やすには起床後の朝の過ごし方が大切です。
基本的な方法は、「朝散歩を行うこと」。起床後のタイミングで太陽の光を浴びることで、セロトニン神経が活性化されます。
「何分くらい日光を浴びたらいいの?」というのが気になるかと思いますが、こちらは個人差があるので「何分が良い」というのは定まっていないんだそうです。
目安としては15分~30分程度と言われることが多いですが、「普段より多く」日光を浴びることが大切です。
目から光を感じられるよう、サングラスはかけず、紫外線を防御しすぎないのがポイントです。
リズム運動をする
セロトニンはリズム運動をすることによって分泌量が増えるというが分かっています。
先ほどの朝散歩をする際にも、普通に歩くより少し早めのテンポで「リズミカルに歩く」ことが効果的です。
散歩の他にも日常で気軽に取り入れられることとしては「噛むこと」があります。
20分以上ガムを噛み続けることでセロトニンの分泌が上昇したという実験もあり、普段の食事でもリズミカルによく噛んで食べることを意識することが「うつ病」に有効だと言われています。
おすすめのリズム運動
これまで「コロナうつ」の原因と対策法についてお伝えしてきましたが、ここからは散歩や咀嚼運動の他に、もっと楽しく運動したい!という方におすすめのリズム運動をご紹介したいと思います。
初心者でも出来るエアロビクス
こちらのカーディオ ワークアウトというYoutubeチャンネルでは、やさしいエアロビクスの動画を紹介されています。
自宅で歩くエアロビクスなら、簡単に取り入れられそうですね!
人気爆発のハンドクラップ
コロナ太り対策として、踊るだけで痩せる!と話題となったHAND CLAP。
モデルの紗栄子さんや小嶋陽菜さんなどもこのHAND CLAPのダンス動画をYouTubeに投稿されています。
こちらのダンスは踊るだけで気分が明るくなりそうです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?最近は少しずつ外出機会も増えていますが、引き続きリモートワークの環境が続く方は運動不足になりがちですよね。また観光業界や飲食業界では、まだまだ経済不安が大きいかと思います。
ストレスや不安を解消して、心の健康を保つために、ぜひ朝散歩やリズム運動を取り入れてみてくださいね。