【日本人まとめ】伝説のボディビルダーと彼らの生い立ちとは！

アーノルド・シュワルツェネッガー、ロニー・コールマン、リー・ヘイリー、そしてセルジオ・オリバ・・・

海外にはボディビルの歴史に名を残す偉大なボディビルダーたちが沢山います。

彼らの全盛期の写真をみると本当にスゴイですよね。上半身は見事な逆三角形、腕なんて丸太のようで、「どうやったらこんな肉体になれるんだ」と衝撃を受けてしまいます。

では国内のボディービルダーはどうなのか・・・？というと

実はこちらも海外勢に負けず劣らずのつわもの揃いなんです！

ヨーロッパ系やアフリカ系のボディビルダーを見ると、「生まれ持った肉体が違うからなぁ」と思ってしまいますが、同じアジア系なら親近感も湧きますし目標にもなります。

今回は、国内で活躍するボディビルダー達をご紹介したいと思います。

【日本国内で活躍するボディビルダー】

【鈴木雅】

2010年から日本ボディビル選手権を9連覇した、まさに日本ボディビル界の生けるレジェンドと言える存在です。

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彼は1980年福島県出身。小学校のころから野球やサッカーが大好きなスポーツ少年でした。

鈴木さんがウエイトトレーニングと出会ったのは高校生の時。当時は野球部でピッチャーをしており、最初はピッチングに必要な筋肉をつける目的でトレーニングを始めたそうです。

しかしここでウエイトトレーニングの魅力に取りつかれ、卒業する時にはベンチプレスが110kg挙げられるようになるまで筋トレにのめり込みました。

大学に入ってから一度は忙しさを理由に筋トレから離れましたが、再開すると再び没頭。

就職先は定時で帰れて筋トレに没頭できる環境を作れるということで、フィットネスクラブの運営やフィットネス機器の輸入を行う会社『THINKフィットネス』を選びました。

実はボディビルという競技にのめり込んだのは社会人になった後。

最初は会社の勧めで軽い気持ちで大会に出場したのですが、思ったような結果が残せなかったことからどんどん本気で取り組むようになり、遂には日本最高のボディビル大会で9連覇を成し遂げるまでになるのです。

鈴木さんは現在も現役のボディビルダーとして活動しながら、トレーニングDVDを出すなど幅広く活躍なさっています。

鈴木さんがかなり細かく丁寧にトレーニングのコツを教えてくれている動画がありましたので、「普段のトレーニングに飽きてきた。。。」という方はこちらのYouTubeも要チェックです！

【横川尚隆】

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2019年に日本ボディビル選手権で初優勝を果たした、若手期待の星です。

横川さんは1994年東京都大田区出身。様々なテレビ番組に出演しており、端正な顔で女性からも人気が高いボディビルダーです。

彼がウエイトトレーニングを始めたのは専門学校生のとき。漫画『グラップラー刃牙』に登場するキャラクター「範馬勇次郎」の肉体に憧れて鍛え始めたそうです。

そして鍛え始めた半年後の2015年に「オールジャパンメンズフィジーク」の172cm以下級に出場。なんと優勝を成し遂げます。

それから本格的にボディビルダーとしての道を歩みだし、4年後には日本一の栄冠をつかみ取ります。

これからの活躍が楽しみな横川さん。おそらくメディアに登場することも多いと思いますので注目ですよ。

そんな横川さんのトレーニング動画はこちら。横川さんも、一つ前で紹介した鈴木雅さんのトレーニングDVDを見まくって、トレーニング方法を研究されているようです！

【マッスル北村】

本名は北村克己さん。『WABBA 太平洋世界選手権』総合優勝などのタイトルを獲得したボディビルダーです。

彼はその壮絶な生きざまから、今も伝説として語り継がれています。

マッスル北村さんは1960年東京都生まれ。学生時代はスポーツ万能で成績もトップクラス。その上従順な性格と、非の打ちどころのない優等生でした。

そんな北村さんがボディビルと出会ったのは2浪の末入学した、東京大学においてでした。

ボディビル部の先輩に勧められて関東学生選手権に出場。しかしボディビル用のトレーニングをしていなかった北村さんは完敗。

当時の体重は55kg、大人の中に一人子供がいるような状態でした。情けなるとともに激しい怒りが込み上げてきて、筋トレに没頭するようになったそうです。

筋トレへの熱中度は常軌を逸したもので、せっかく入学した東大には一切通わず日雇いのバイトでお金を稼ぎ、全ての時間をトレーニングにつぎ込みました。

恐ろしいまでの努力の結果、2年後には関東学生選手権で見事優勝。ボディビルダーとしての道を歩み始めます。

その後国内・海外のボディビル大会で好成績を収め、テレビ番組にも出演するなど活躍の幅を広げていきます。

2000年、そんな彼を悲劇が襲います。『NPCトーナメント オブ チャンピオン』出場のための調整のさなか、急死してしまうのです。

理由は低血糖による心不全。事実上の餓死でした。

極度の減量による栄養不足が、彼を死に至らしめたのです。

死後20年近くたった今も、その生きざまは人々の記憶に残り続けています。

YouTubeに投稿されたマッスル北村さんのトレーニング名場面集は、投稿されてから2か月経たずして356,194 回もの視聴回数を記録しています。（2020年10月6日現在）

【まとめ】

いかがだったでしょうか。今回は個性際立つ3人のボディビルダーをご紹介しましたが、日本にはまだまだ偉大が選手は沢山います。

これをきっかけに、ストイックで奥深いボディビルの世界に触れられてはいかがでしょうか。